ラリー・ジェニングスの代表作の一つインビジブルパーム(オープン・トラベラー)の動画を撮ったので少し解説したいと思います。
インビジブルパーム(オープン・トラベラー)ラリー・ジェニングス / Invisible Palm (Open Traveler) – Larry Jennings
ラリー・ジェニングスのインビジブルパームとは?
ラリー・ジェニングスは有名なダイ・バーノンのお弟子さんでクロースアップマジック、特にカードマジックで有名な方です。
いくつもの有名な作品がありますがこのインビジブルパーム(オープン・トラベラー)が1番有名な作品だと思います。
4枚のAceを使い3枚のAがスペードのAのところへ3回見えない飛行をするという作品です。
当初はオープントラベラーと呼ばれていたみたいですが最後の方はインビジブルパームと呼ばれるように変わったみたいです。
有名な作品なのでこの作品の改案が色いろあるのですが私は本人の手順に近い方法でやっています。使っている技術は日本のマジシャンの「スピリット百瀬」のテクニンクなどを参照しています。
一番重要なところはダブルの扱い
演じる上で一番重要なところはいかにダブルをラフに自然に扱うか、だと思います。
昔のA-1のビデオを見返すととても気にしない感じでやっています。
よく見るとずれているのかも知れませんがマジシャンが気にしないのが一番そこに注目を集めないいい方法なんだなと言うことだと思います。
色んなバリエーションでここの部分をやさしく解決しているものがたくさんあります。自然さは失われますがまずは簡単なのからという方はそちらから初めて見るのもいいかも知れません。
私は「スピリット百瀬」さんを参考に「ダブルプットダウン」と言う技法を使っています。
もう一つの重要な要素「パーム」
もう一点はパームですね。
ジェニングスさんはかなり手が大きいように見えます。やはり手が大きいほど有利です。私は決して小さくはないですが1mm以下で調整する必要がありますのでかなり神経を使います。
しかし逆に考えれば手が小さいほど不可能性が高いわけで必ずしもマイナスだけではありません。
かりに手からはみ出ていたとしても気にすることはないように思います。
もし追加する時にスピードでカバーする場合は単に早くするだけだと怪しまれるので気をつけなければなりません。
喋りと全体の構成のバランスで怪しく見えないように組み立てることが重要です。
いろんなバリエーションでパームをしないのもあります。どうしてもクリーンさが失われますがまずは簡単なところから始めたい場合はそちらの作品を当たってみたらいいと思います。
実戦デビューは?
因みに私のこの手順ですがなかなか自信がなくって客前でやる機会がないです。まあずれたらずれたですでに移動していたとお客と一緒に驚けばいいかなとも思っています。実戦デビューしたいですね。
この動画を撮影している時に新しい手順を一つ思いつきました。
なので今度そちらも撮影してみたいと思います。
サムネイルに文字を入れてみた
サムネイルですが文字を入れてみました。
MacBookに標準搭載のKeynoteを使っています。どうですかね?あんまりうざくならないように付けたいと思います。
枠線を付けたかったのですがKeynoteでは出来ないようです。
フリーソフトのGimpでは出来るようですでにインストールしてあるので今後少しずつ改善していこうかと思います。
顔がサムネイルになっていますが最初手元のにしていたんですが他のサムネイルを見るとそういったのが多かったので顔を載せてみました。
参考文献
▽上のキャプチャーのビデオは現在以下のDVDになっているようです。

▽インビジブルパームに関して何種類ものバージョンが掲載されています。
▽初心者にはおすすめの本です。
▽百瀬さんのバージョンはこちらに収録されてます。
スピリット百瀬神の手のマジシャン・レクチャービデオ 1)カード編 [DVD]
上級編の「飛行するA」です。
追記 2019/10/30
新しいハンドリングで撮ってみました。
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