100円ショップのダイソーが紙製でマジシャンがよく使うポーカーサイズのトランプカードを発売したことがマジシャンの間で噂になっていました。早速、渋谷、原宿、新宿のダイソーを探して回りましたが都内のお店は小さく品揃えがイマイチなためか置いて無く入手できないでいました。
年末に実家の浦安に帰ったのですが近くに少し大きなお店があったのでいったところ置いてました。
ということで簡単にレビューをしてみたいと思います。
目次
動画レビュー
写真
縦と横で分けてます。
- CIRCUSという名前です。いい名前じゃないでしょうか。
- 裏に説明書きがあります。日本語と英語とあとポルトガル語で書いてあります。トランプがポルトガルから伝来したから？
- Aと10からKです。絵札はバイシクルと比べると劣りますかね。
- エキストラカードが1枚入ってます。
- サイドには紙製ということとメイドイン台湾とあります。その他No.59とかダイソーブラジルなんちゃらと書いてあります。これがポルトガル語で記載している理由でしょうか？
- 本格トランプCIRCUSとダイソーの本社が記載してあります。
- トップともう片方のサイドはPLAYING CARDS
- ボックスの表と裏。
- サーカスとバイシクルの表
- サーカスとバイシクルの裏
- 上がバイシクルで下がサーカスをスプレッドしたところ。綺麗に広がります。サーカスの数字は少し小さいです。
- スペードのAの比較
- よく見ると表面にエンボス加工の凹凸があります。バイシクルは無数の点が凹していますがサーカスは線という感じでしょうか。壁紙なんかにありそうな模様です。
- 左がサーカスです。天地はないようです。白い縁のズレは少しありますがバイシクルと同じ程度でしょうか。気になりません。
- バイシクルとサーカスの比較です。バイシクルのほうがデザインは上ですかね。
- バイシクルをファンにしたところです。綺麗ですね。
- バイシクルより白が目立つのはサークルのほうが数字が少し内側に印刷されているからです。
感想
- 少し硬いです。スプリングをするとわかります。
- フェローはやりづらいです。なんとかパーフェクトフェローは出来ました。バイシクルのようなエッジのギザギザはないです。製造工程が違うんでしょうね。ダイソーは2個で100円の少し小さなトランプも作っていますがそれと同じ感じです。
- 一通りのカードマジックはできそうです。ただ普段遣いするにはもう一歩という感じでしょうか。
- 新品状態でバイシクルほど滑り過ぎません。
後は長く使ってどうかですね。
やはりバイシクルがマジシャンのスタンダードなのでその感覚と多少ちがうカードは違和感を感じてしまいます。決して何かが悪いというわけではないですがバイシクル基準だと少し劣る感じがします。まあなれもあるでしょうが。
バイシクルは大量購入しても日本では200円近くします。1つで買えばハンズなどでは600円以上です。そう考えると安いのですがバイシクルもアメリカで買えば1ドルちょっとで買えます。
なので値段的には満足ですが品質に関して言えばもう一歩クオリティーが上がってくれればマジシャンとしては嬉しいところです。
マジシャンの方々は試しに使ってみて感想をTwitterなどでつぶやいてフィードバックするといいかもしれません。色々な意見からさらに良いカードが開発されるなんてことに成るといいなと思いました。
ストリッパーデック仕様になっている？ 1/6追記
カードを台形にカットした加工を施したデックをストリッパーデックと呼びましてカードを上下入れ替えるとシャッフルしてもそのカードがデックのどこにあるのかがすぐに分かるとても便利なギミックデックなのですが、SNSなどではこのサーカスがそのような仕掛けがあるのではないかと噂になっています。
試してみたところ確かに指先で抜き出すことが出来ました。
しかし逆にした場合の出っ張りは0.1mmもないほどでしょうか？通常商品になっているストリッパーデックは0.5mm程度はあると思います。ストリッパーデックとして使うには出っ張りがなさすぎですね。
なのでおそらくこの出っ張りは製造過程のルーズさや商品の品質の悪さによる意図しないものではないかと思います。なので今後の品質改良を期待します。
よく見ると少し凸凹していますね。意図しない凹凸かと思います。